東京中央鉄道21000系

主要諸元

種類近郊形車両
製造年2012年
編成8両,4両
営業(設計)最高速度120km/h(130km/h)
起動加速度3.3km/h/s
減速度4.2km/h/s(常用)
4.5km/h/s(非常)

期間:1,067mm
電気方式:直流1,500V(架空電車線方式)
全長:20,000mm
全幅:2,950mm
全高:4,020mm
車体:アルミニウム合金製
主電動機:かご型三相誘導電動機
駆動方式:WN駆動
制御方式:IGBT素子VVVFインバータ制御
制動装置:回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ(純電気式),抑速ブレーキ,耐雪ブレーキ
保安装置:ATS-TO,新CS-ATC,TASC
製造所:山下車輛

車両概説

東央では従来より羽田空港のアクセスや競合しているJR東日本の湘南新宿ラインに対抗する目的で関越本線⇔都心環状線⇔横浜線・空港線を南北に直通する快速列車の運転を行っており、この快速列車には長らく近郊形3ドア車である5000系や20000系が充当されてきました。しかし、近年、直通列車の本数増加により都心環状線内は列車本数が増加し、線路要領に余裕がなくなってきたことから、近郊形の同車両らを中心に混雑による遅延が多発していました。このため、混雑に強い通勤形の要素を持ち合わせつつ、近郊形のように長距離輸送にも適した車両が必要とされ、本形式が製造されました。

基本的な設計は20000系を踏襲しつつ、都心環状線内の混雑に対応するために近郊形としては初の4つ扉を採用。塗装は従来まで用いられてきた「ミッドナイトブルー」から、ブランドマークにも使用される「アーバンブルー」を基調としたデザインに変更されています。

車内も混雑対策としてロングシートが採用されていますが、背もたれが従来より高いハイバック仕様とすることで座り心地を向上させています。また、5号車と6号車には2階建てのスーパーシート車両を連結しています。

ギャラリー